皆さん、こんにちは。
5月16日木曜日朝7時からの「ラジオ運命図書館」のゲストは梶真佐巳さんでした。
梶さんは、千葉県船橋市で約15年前から、日本最大クラスのドトールコーヒーショップを経営されています。
その後、2018年には、新たにコーヒーの抽出の世界チャンピオンである粕谷哲さんと一緒に、自家焙煎、コーヒーをプロデュースする会社、フィロコフィアを設立し、活躍の幅を船橋から全国、そしてアジア圏へと広げられております。
そんな梶さんの運命の瞬間は、東日本大震災があった2011年7月にスタッフとともに復興ボランティアに行った時でした。
石巻の漁港の瓦礫かきをしていました。
漁港であった場所は、何もなくなってしまいました。
その姿は、梶さんにとってはとても衝激的な光景でした。
そんな中なのに、漁師さん達は全く絶望せず、「これで一から理想の姿を作っていける!」という前向きなエネルギーに溢れていました。
そんなエネルギーに触れていると、自分の仕事に対するモチベーションも一段高いものになっていきました。
漁師さんたちは、ただ、新しい漁港を作るのではなく、より消費者に近い漁業を作っていきたい。
魚の価値を直接お客様に伝える、そんなことに力を注いでいきたいと燃えていたそうです。
そこに感銘を受けた梶さんは、自分のビジネスの中で新たなことにチャレンジします。
それは、自分のドトールコーヒーショップの中にステージを作ったのです。
そこでは、全国のドトールコーヒーで唯一のハンドドリップでコーヒーを提供するサービスをはじめました。
ただ、コーヒーを出すだけではなく、コーヒーの美味しさ、楽しさを伝えていくステージをお店の中につくったのです。
さらに、その思いは止まらず、店を飛び出します。
街中にコーヒーの良さを伝えようと、船橋をコーヒータウンにしていきます。
街中のお店とコラボしたり、地元の百貨店とコラボしたりします。
そして、地元の百貨店でコーヒーフェスティバルも開催するようになります。
4回を数えた前回は、来場者2万人を超える一大イベントになりました。
そして、いつの間にか、「船橋はコーヒーで有名な街」と呼ばれるようになったのです。
そんな梶さんにはもうひとつの運命の瞬間があります。
それは、梶さんがドトールコーヒーショップをはじめたきっかけに遡ります。
大学生の梶さんは、地元船橋の喫茶店でアルバイトをしていました。
その時に、いつも同じものを頼む常連のお客様がいました。
梶さんは、その人を見かけるたびに、いつも手際よく準備をしていました。
それが気に入られ、その常連さんは可愛がってくれました。
その人は、地元の地主さんだったのです。
「自分が死ぬ時には、駅前にビルが建つ。」そんな話をしていたそうです。
それから少し月が経ちます。
梶さんが社会人になって数年経った頃、その方は亡くなってしまいます。
その数ヶ月後に奥様から連絡をもらい、「亡くなる前、主人は、梶さんに新しく建ったビルの中でコーヒーショップをやってほしい」と言っていた。
だから、「コーヒーショップをやってほしい」とお願いされたのです。
なんともドラマのような話です。
即答できなかった梶さんは、親にも相談します
すると、ご両親は「自分のやりたいことや想いよりも、人の想いに応えるのも大事だ。」と言ったそうです。
その言葉に押されて、亡くなった人の思いを引き受け、ドトールコーヒーショップを始めます。
梶さんは、もともと海外で仕事をしてみたいという願望を持っていました。
ですが、喫茶店の店主になった時、この夢は諦めることにしました。
しかし、コーヒーをプロデュースする今の会社を始めた時、
海外との取引がたくさんできました。
そうです。
諦めていた海外での仕事もいつの間にか叶っていたのです。
人の期待に応えていたら、気がついたら自分のやりたいことも実現していた。
そんな人生でした。
でも、これは何も不思議なことではないと私は思っています。
世の中(人)から期待されていることをやっているのです。
それは、神様みたいのものがご褒美をくれて当然だと思います。
だから、何をやってもうまくいくのではないでしょうか。
そんな、梶真佐巳さんの運命の瞬間が詰まった「ラジオ運命図書館」、本日もご視聴いただき誠にありがとうございました。
5月16日 7時00分〜7時30分
インターネットラジオゆめのたね放送局
番組名 ラジオ運命図書館
ゲスト 梶真佐巳さん
パーソナリティー 下田直人
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